中学英語において「現在分詞」というものと「過去分詞」というものが出てきます。
よく分かりませんよね。
正直言葉の意味自体をそこまでしっかり覚える必要はないと思っています。ただ何となく理解しておくとよいかとは思います。
現在分詞と過去分詞の例
まず現在分詞と過去分詞をいくつか紹介します。
原形 | 過去形 | 過去分詞 | 現在分詞 |
stay | stayed | stayed | staying |
study | studied | studied | studying |
teach | taught | taught | teaching |
read | read | read | reading |
write | wrote | written | writing |
現在分詞とは「動詞+ing」の形になるものです。
過去分詞とは「過去形みたいな、そうじゃないみたいな」形のものです。
過去分詞を覚えるのに苦労はすると思いますが、頻出する動詞があるためまずはそれらを覚えてしまったほうがよいと思います。
※過去分詞は暗記するしかないと思います。「原形-過去形-過去分詞」の3つを1セットで覚えてしまったほうがよいでしょう。
現在分詞は「→」 過去分詞は「←」
現在分詞のイメージは「→」です。そして過去分詞のイメージは「←」です。
違う表現をすると、「現在分詞は自分から相手に行うこと」、「過去分詞は相手からされること」です。
そのため現在分詞を日本語にすると「~している」となり、過去分詞を日本語にすると「~される」となります。
ここで学生がゴチャゴチャになるのが、
「過去分詞っていうくらいなんだから過去の話なんでしょ?だから日本語にすると「~でした」みたいになるんじゃないの?」
ということです。
なぜ現在分詞とか過去分詞という名称になっているのかは知りませんが、その言葉をあまり気にしないほうがよいと思います。
正しいかどうかは知りませんが、私の頭の中では現在分詞は「やる(能動)」、過去分詞は「やられる(受動)」という認識でいます。
過去分詞を使ってみる
I am very excited.
私はとても興奮している。
This letter was written by him.
この手紙は彼によってかかれた。
I have been to Okiawa.
私は沖縄に行ったことがある。
She has just finished her homework.
彼女はちょうど宿題を終えたところです。
I have a broken pen.
私は壊れたペンを持っています。
I have a pen broken by my brother.
弟に壊されたペンを持っています。
これらすべてで過去分詞を使用しています。
イメージとしては「何かがあって、その結果起きたことを表すとき」に「過去分詞を使う」という認識でもよいかもと思います。
生徒に説明するときによく使う例文
よく生徒に説明する例としては、「I am very excited.」を使用します。
「私はとても興奮している」という意味になります。
興奮しているということは何かしらの原因があったからです。何かしらの原因から影響を受けて興奮しているため「受け身の状態」つまり「受動」になります。なので過去分詞を使います。
何の原因もない状態でいきなり興奮していたら、かなり怪しい人になってしまいますよね。