学校の英語の授業で、「主格」「所有格」「目的格」といった言葉が出てくることがあるかと思います。
まずですが、これらの言葉を知らなくても高校入試に影響は出ません。ただそれぞれの意味は知っておいてもよいかと思います。
今回この文章を書く上で「表」を作成してみました。
もしよかったら使ってみて下さい。
※以下のような表が入っています。
表を覚えてしまう
「主格」「所有格」「目的格」を覚えるためには、「I my me mineの表」を覚えてしまったほうが早いです。
主格 | 所有格 | 目的格 | 所有代名詞 | |
~は (~が) |
~の | ~に ~を ~が |
~のもの | |
私 | I | my | me | mine |
あなた | you | your | you | yours |
私たち | we | our | us | ours |
彼ら 彼女ら それら |
they | their | them | theirs |
彼 | he | his | him | his |
彼女 | she | her | her | hers |
それ | it | its | it |
主格 主語(~は)
「主格」は主語のことです。
主語というのは日本語にしたときに「~は」となるものです。「I my me mineの表」でいうところの1番目のところになります。
I | 私は |
you | あなたは |
we | 私たちは |
they | 彼らは 彼女らは それらは |
he | 彼は |
she | 彼女は |
it | それは |
このような感じです。すべて日本語にすると「~は」になっているのが分かると思います。
よく学校では、この主格の部分を分類分けし「1人称」「2人称」「3人称」などといった言葉で説明していると思います。
ちなみに当塾では、「1人称」「2人称」「3人称」という言葉も使って説明することもありますが、「英語の主語はI、you、複数、その他の4つの種類に分けられる。」と説明することが多いです。
所有格 (~の)
所有格は日本語にすると「~の」のところです。
「I my me mineの表」でいうところの2番目のところになります。
my | 私の |
your | あなたの |
our | 私たちの |
their | 彼らの 彼女らの それらの |
his | 彼の |
her | 彼女の |
its | それの |
目的格 主語(~に・~を・~が)
目的格は日本語にすると「~に・~を・~が」となるところです。
「I my me mineの表」でいうところの3番目のところになります。
me | 私に・を・が |
you | あなたに・を・が |
us | 私たち |
them | 彼に・を・が 彼女に・を・が それらに・を・が |
him | 彼に・を・が |
her | 彼女に・を・が |
it | それに・を・が |
「~が」は主格では?と思う人もいるかと思うのですが、過去によく生徒が間違えた問題で以下のような文章があります。
I want you.
(私はあなたが欲しい)(私はあなたを欲しい)
たとえばこのような文章。意味としてはどちらでもよいと思います。日本語で話しているときに「が」でいう人もいれば「を」でいう人もいます。
「が」を主格で覚えさせる先生もいますが、そうしてしまうと以下のような文章で「?」となる生徒がいます。
「彼は私が欲しい」
He wants me.
英語としてはこれが正解なのですが、「I」を「私は、私が」と覚えてしまった生徒は、
He wants I.
といった具合にしてしまったことがありました。
ということで、私は主格で「~が」となることもあるけど、目的格でも「~が」が使われる・・・といった感じで説明します。
言葉がテストに出てくることはほぼない
公立中学校のテスト、さらには公立高校の入学試験において、どれが「主格」「所有格」「目的格」ですか?といった問題は出てきません。
そのため、これらの言葉自体を覚える必要はないです。
そもそも覚えなくても問題は解けます。
さらに言うと、日本人が日本語を話しているときに、「今、俺、目的格使って話している」なんて考えませんよね?
知っておいた方がよいですが、あまりたくさん覚えることを増やしすぎるのもいかがなものか・・・と思うのです。
表を覚えてしまうと楽
冒頭でも紹介しましたが、STUDY BASEの講師である渡邉が作成した表をダウンロードできるようにしています。
英語が苦手、頭の中がゴチャゴチャになる!!!という人は、利用してみて下さい。
この表を丸暗記するだけで、英語の基礎的な部分を理解できると思います。