2024年の夏期日程がはじまりました。
大渕校舎は通常より2時間早く13時に開講しています。吉原校舎は通常通り15時より開講しています。
月並みないい方となりますが、夏休みをどのように過ごすのかによってその後が大きく変わってきます。
せっかくの休みだから・・・ということで「これまでの復習をしよう」と考えるのか「遊ぼう」と選ぶのかは人によります。
夏休みしかできない経験もあるため、勉強だけすることを推奨するつもりもありません。
ただ覚えておいてほしいのです。
夏休みに気合を入れて勉強しているライバルがいるということを。
時間には限りがある 受験は競争
勉強する時間に限りがあるように、高校や大学にも入学者に限りがあります。
小学校から中学校へ進学する際には、公立の学校であれば入学試験は必要ありません。基本的に進学する学校は決まっています。
ところが高校へ進学する場合には、受験を介す必要があります。
どんなに行きたいと思っていても、点数や内申点次第では入学できないこともあります。
それは高校の入学者に定員が定められているためです。その定員の中に入るためには競争に勝つ必要があります。
それを理解している生徒は、合格できるように、そして合格を確固たるものにするために勉強を頑張ります。それ以外に合格する方法がないためです。
そして夏休みは、学校の勉強ストップしているため、これまでの勉強の復習を行うチャンスの時間となります。
入学試験の範囲はこれまで勉強してきた内容すべてとなります。
ここがポイントです。
「今回のテストはダメだった。でも次回頑張る」
という言葉をこれまで何度も聞いてきました。
次回頑張るのはとてもえらいことです。しかしその言葉を聞くと「え?今回の間違えたところはどうするの?」といった内容の返答をします。
繰り返しますが高校入学試験の範囲はすべてです。ダメだった今回の範囲も入るのです。
しかしそのダメだった今回の範囲の勉強は、基本的に学校で再び行うことはありません。
ということは、どこかで自分でやり直す必要があるのです。これを意外と気づいていない生徒がいて、「〇〇の分野は捨てる」と言い出してしまうことがあるのです。
テストにおいて戦術としてはですが、問題を捨てることもあります。しかし現段階、つまり夏休みの段階で〇〇を捨てると結論付けるのはあまりにも早すぎます。
夏休みをうまく利用すれば捨てる予定だった問題が、武器になることも全然ある話です。
生徒それぞれに指導はカスタマイズする必要がある
生徒によって苦手な問題は違います。
授業のある塾では、塾が提示した問題を解く必要があります。その問題が自分の得意分野かもしれませんし、苦手分野かもしれません。
それでは効率が悪いと思っています。
苦手分野をまず徹底的に対策をした方が効率がよいと考えています。
苦手を克服しつつある生徒も
最近あった話です。
ある生徒が数学の一次関数がとても苦手でした。一次関数は学力調査テストにも入試にもよく出題されます。
苦手ということで、徹底的に対策をしました。会うたびに1次関数のプリントを渡し、生徒もわからないところは質問してきて苦手ながらも頑張っていました。
結果、直近の試験で一次関数の問題が出題され、部分的にではありますが点数を獲得することができました。
生徒もこれまで解けなかった苦手な一次関数で得点を取れ非常に喜んでいました。
時間に限りがある中で対策するためには、苦手なところ、わからないところをピンポイントで攻略することが効率的だと思います。
ちなみに一次関数が苦手であり、そこを解いた方がよいと促したのは塾側です。生徒側が気付いてほしいのですが、すべての生徒が自分の苦手に気づけるわけではないのです。
生徒の苦手に気づき、それをどのように攻略するのかといった戦術を組むのが塾の役目だと思っています。
夏休みは始まったばかりです。
長い休みのように思えるかもしれませんが、これまでの復習を行うためには全然時間が足りません。
既に軽食を持ち込んで長い時間勉強する生徒の姿も出てきています。
苦手を得意にする絶好のチャンスですので、少しでも志望校合格に近づきたいと思うのなら、是非声をかけてください。