英語の問題を解くときにはいろいろ気にすることがあります。
その中の1つに「時制」があります。
今から手を付けようとしている問題が、「現在」「過去」「未来」のどこに該当するのかを把握する必要があります。
そしてその部分に触れた問題が、入試で出題されることがあります。
現在には現在 過去には過去が基本
たとえば以下のような問題があります。
She( ) me tennis when she was in America.
1.teach 2.teaches 3.taught 4.teaching
( )に1~4の内、どれが入るかという問題です。
このような問題を解く際には、必ず英文すべてを読むところから始めます。
もし
She( )me tennis
ここまでしか読まない状態で問題を解いてしまうと、答えは「2か3」のどちらかになります。つまり50%で間違ってしまうというわけです。
しかしすべてを読んだ状態であれば答えが「3」であることが分かると思います。なぜなら「she was」となっていて「when」より後ろが過去形であることが分かるためです。
後ろの部分が過去形になっていれば、前の部分も過去形にする必要があります。同じように前の部分が過去形になっているのであれば、後ろの部分は過去形になります。
一度全文を日本語にしてみる
今回の英文をまず日本語にしてみるとよいでしょう。
答えの1~4まで「教える」であるため、その言葉に近しい言葉を( )に当てはめて日本語にしてみます。
すると
- 彼女がアメリカにいたとき、彼女は私にテニスを教えてくれた。
これなら自然な日本語になりますよね。なぜなら「とき」の前後の文章が「過去表現」になっているためです。
しかし以下のような文章とした場合、明らかに違和感があります。
- 彼女がアメリカにいたとき、彼女は私にテニスを教える。
- 彼女がアメリカにいたとき、彼女は私にテニスを教えている。
- 彼女がアメリカにいたとき、彼女は私にテニスを教えるだろう。
このことからも、英文をすべて日本語に訳してみるのも大切となるのです。