もしいつか塾に通うつもりであるのなら、それは早ければ早い方がよいです。
理由は2つあります。
- ライバルは夏休み中に徹底的に勉強し大きく差がついている
- 受験までの時間が短い
勉強は単純にどれだけやったか?です。
勉強量がすべてとはいいませんが、どれだけたくさん問題に取り組めたのかが重要となってきます。
夏休みに塾に通っていると大量に勉強をすることになる
塾にもよりますが、夏休み中は特別講習が組まれているケースが多いです。
1日4時間、1週間で5日。
それを7月の最後の週、8月の1週目、2週目、4週目あたりで行うことが多いでしょう。
単純計算すると、80時間ほど勉強することになります。
つまり「80時間分」前に進んでいるため、追いつくなら同じように80時間は勉強しなければなりません。
しかし追いつくために勉強している間、相手は待ってはくれません。進み続けているのです。
よって相手との差を埋めるためには、相手以上の勉強をしなければならないのです。
これまでの傾向
ちなみにですが、当塾の生徒の中にはこれまで1日7時間×5日間×4週間という生徒もいました。
現在でも1日6時間以上、ほぼ毎日塾で勉強している生徒が複数人います。
もし教室に来れなかったとしても、オンラインでつないで勉強しています。
講師から見てもすごい頑張っているとは思います。
そして現実問題として、このような人たちが受験ではライバルになるということを忘れないでください。
受験まで約半年しかない
夏休みが終わると、受験本番までは約半年しかありません。その半年間で、中学1年生~3年生までの5科目の内容、すべてを勉強することになります。
5科目×3学年分となるため、15÷6ヶ月で1ヶ月あたり2.5となります。
たとえば1ヶ月で中学1年生と中学2年生、そして中学3年生の半分までの英語をマスターしなければなりません。
もう少し想像しやすくします。
たとえば英単語です。中学生の間に覚える英単語の数は1500個とも1600個ともいわれています。
計算しやすいように1500個と仮定しましょう。
受験までの6ヶ月間で、1500個の単語を覚える必要があります。1ヶ月あたり250個となります。なかなかの数ではないでしょうか。
もちろんこれまでに覚えている単語もあるとは思いますので、ここまでの数になることはないとは思いますが、もしほとんど単語を覚えていないということであれば、これだけの数になるということです。
単語を覚えていない状態で英語の試験を解くことは非常に難しいです。解くのではなく「予想」や「当てる」になってしまいます。
また当然ほかの科目の勉強もすることになります。よってかなり時間に追われる状態となるのです。
定期テストの重要となる
入試の勉強と並行して、定期テストの勉強も行う必要があります。
この定期テストは内申点に影響してきます。
とくに静岡県は内申点が重視されます。経験上ですが、内申点がある程度あれば当日の入試で余程悪い点数を取らない限り合格できる可能性が高いです。
よって希望する進学先に沿った内申点を取っていく必要があるのですが、そのためには定期テストを落とすことはできないのです。
もし現在、内申点が足りない状態であったり、試験の合計点が足りない状態であるならば、夏休み明けはかなり必死に勉強しなければならなくなることでしょう。
急に変わるのは難しい
夏休み明けでも成績を伸ばすことはできます。内申点を上げることもできます。
しかし今まで染みついた勉強に対する姿勢や生活態度を一変させる必要があります。
これが非常に大変なことなのです。
一気に勉強をはじめる生徒もいる
夏休み明けに中学3年生は学力調査テストがあります。
模擬入試と考えてもよいと思います。
学力調査テストで思うような点数を取れなかった生徒が、テスト後に塾に通い始めることはあります。
ここで注意が必要です。
先ほど言ったように、入試まで残された時間は短いです。その時間内で希望する点数まで高めるためには、とにかく勉強量を増やすしかありません。
また何が苦手でどのように解決するのかを、適切に判断してくれるような塾に行く必要があります。
その2つを行うことができるのが当塾だと考えています。
理由は「通い放題で勉強し放題であるため、大量に勉強することができる」という点と、「授業がなく個別指導が基本であるため弱点を探しやすく克服しやすい」という点です。
そのため夏休み明けには問い合わせが増えやすいです。
去年も一昨年も、夏休み以降毎日のように通塾し、かなり成績を上げた生徒もいます。
しかし塾側の本音をいうと「もっと早く来てほしかった」という思いがあります。もし半年でも早く来てくれていれば、選択肢をさらに広げられたと思う生徒がいたためです。
夏休みが終わったら受験本番まで約半年しかありません。
誰もが希望する高校に進学できるわけではありません。競争です。内申点、テストの点数という「点数」で決まってしまうのです。
そして気づいていない生徒もいるのですが、周りの同級生、そして富士市内、富士宮市内の同級生が全員ライバルとなります。
成績次第でたくさんの選択肢となるか、限られた選択肢となるかとなります。