「少人数塾」や「少人数クラス」をアピールポイントとしている塾は数多くあります。
では実際、何人からが少人数なのでしょうか。そして少人数のメリットはあるのでしょうか。
まず何人からが少人数なのかという点は、塾経営者の考え方によって異なります。
そして少人数のメリットは確かにありますが、何人が少人数なのかによって異なってきます。
この辺りのことを紹介していきたいと思います。
30人も10人も変わらない
私は小学校で教壇に立っていた経験があります。
その後、塾で15人、10人程度のクラスを担当していた経験もあります。
その上でお話しすると、「30人も10人も変わらない」ということです。
つまり10人を超えてしまうと、生徒一人ひとりに関わる時間はかなり短くなってしまいます。
10人のクラスであったとしても、1時間の授業で一人に対して直接アドバイスできるのは、一言、二言程度です。
さらにアドバイスをするのは、授業に上手くついていけない生徒に対してだけとなります。よって、まったくアドバイスを送らない生徒も出てきてしまいます。
これでは、学校の一斉授業を行っているのと同じとなってしまいます。
多少の違いはある
とはいってもですが、30人のクラスより10人のクラスの方が、授業の伝わり方は多少違います。やはり少ない人数の方が伝えたいことが伝わりやすいのも事実です。
しかし「大きな違いはあるか?」といわれると「NO」です。
1クラス3人ほどになると全く違う
30人クラスと10人クラスは、ほとんど違わないというお話をしてきました。
しかし10人クラスと3人クラスであると、まったく違うものになります。
まず生徒一人に接する時間が長くなります。その生徒用に説明する時間も長くなります。
結果、講師側から生徒の能力を明確に把握しやすくなりますし、生徒の理解度も高くなりやすくなります。
学力差があると偏りが出る
3人のクラスの場合、かなり生徒に響く授業がしやすくなります。
ところがそれは、その3人に学力差があまりない場合です。
学力差がある場合には、どうしても全員を満足させられる指導はできません。
経験のある講師であれば、ある程度満足させられる授業は行えますが、完璧か?といわれると疑問が残ります。
10人前後が少人数は魅力ではない
このように、塾によって少人数の定義は異なります。
そして5人を少人数と表現している塾もあれば、10人を少人数と表現している塾もあります。15人でも少人数と表現しているケースもあるかもしれません。
しかし個人的な考えとしては、5人以上のクラスは少人数かどうかは疑問だと思います。
そして「魅力的か?」と聞かれると「かなり疑問」と答えることでしょう。
なぜなら圧倒的に「個別」つまり「1対1」の方が魅力的であるためです。
10人以上でもできる授業もある
勘違いしてもらいたくないのは、10人や15人のクラス授業が魅力的ではなく、効率が悪いと言っているわけではありません。
授業の内容によっては、それだけの人数がいても良い場合もあるのです。
ただ10人レベルのクラスは少人数ではなく、30人規模と大して変わらないと思うだけです。
少人数に何を求めるのか
「少人数」という言葉に何を求めるのかによって、塾選びも変わってくるかと思います。
「少ない方が成績が上がりやすい」
このように考えているのなら、少なくても3人以下の授業スタイルを採用している塾を選んだ方がよいかもしれません。
当塾の場合、基本的にはすべて個別対応です。同じ内容を勉強している同学年がいる場合には、少人数の一斉授業を行います。
勉強時間は無制限であるため、質問したいけど時間がなくてできない・・・ということはあり得ません。
毎日通塾することもできるため、どんどん成績を上げることも可能です。
少人数の塾に魅力を感じているのなら、「個別」の当塾を検討してみてはいかがでしょうか。
無料体験期間は最大35時間あるため、じっくり検討することができることでしょう。