適する英文を作るためには「英文にできる日本語」を考える必要がある

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過去の静岡県公立高校の入試問題の一部を、数名の生徒に試しに解いてもらいました。

そこで頻発した問題が、英文が思い付く付かないではなく日本語が思い付かない・・・ということでした。

2022年の過去問の一部を出題してみた

今回問題に出したのは以下の問題となります。

Shota: Hi,Mark.Let’s go to the sea next week.

Mark: OK.Let’s go there by bike because [       ]

Shota:I understand,but using a train is better. If we use train,[       ]

Mark: I see.

これは2022年の実際に出題された問題です。

[ ]の部分に適する英語を書きなさい・・・という問題となっています。そして7語以上の英語を使うといった条件付きです。

会話文自体は難しくないが

会話文自体は難しい内容ではありません。

そして[ ]の部分に当てはまるであろう日本語を考えるのも難しくはありません。

ということで、実際日本語に訳してみます。

Shota: Hi,Mark.Let’s go to the sea next week.
Shota: こんにちは、マーク。来週海に行きましょう。

Mark: OK.Let’s go there by bike because [       ]
Mark:いいよ。「     」だから自転車でそこに行こうよ。

Shota:I understand,but using a train is better. If we use train,[       ]
Shota:わかるけど、電車を使った方がいいよ。もし電車を使うと「    」だよ。

Mark: I see.
Mark:なるほど。

こんな感じになるでしょうか。

まずマークの会話ですが、いくつかの候補が挙げられるでしょう。

Mark: OK.Let’s go there by bike because [       ]

いいよ。「お金がないから」自転車でそこに行こうよ。
いいよ。「環境にいいから」自転車でそこに行こうよ。
いいよ。「自転車に乗るのが好きだから」自転車でそこに行こうよ。

と、こんな感じでいくつか候補が出てきます。

次にショータの返答ですが、以下のような候補が挙げられるでしょう。

Shota:I understand,but using a train is better. If we use train,[       ]

わかるけど、電車を使った方がいいよ。もし電車を使うと「すぐに到着することができる。」
わかるけど、電車を使った方がいいよ。もし電車を使うと「長い時間海を楽しむことができる。」
わかるけど、電車を使った方がいいよ。もし電車を使うと「長い時間泳ぐことができる」
わかるけど、電車を使った方がいいよ。もし電車を使うと「雨が降っても困らない。」

言われてみればそうだよね・・・と思うことでしょう。しかしこの「候補」思いつかない生徒が多いのです。

もはや日本語の問題です。

もし思いついたとしても、英語にするのが難しい日本語を思いついてしまい、うまく英文にできないという事態に陥ってしまうのです。

基本は簡単な日本語を考える

生徒の英語レベルにもよりますが、「なるべく簡単な日本語を考える。英語の単語も単純なものを使う。」です。

となると、はじめの文章は

いいよ。「自転車に乗るのが好きだから」自転車でそこに行こうよ。

次の文章は

わかるけど、電車を使った方がいいよ。もし電車を使うと「長い時間泳ぐことができる」

あたりを選択するとよいかもしれません。

実際に英語にしてみると

I like riding bicycles.

we can swim for a long time.

あたりとなるでしょう。

必ず主語と動詞を意識しよう

英文を作る際には必ず主語と動詞は意識するようにしましょう。

そしていつも使わないような表現は使わない方がよいでしょう。

またとくに生徒が使いたがるのが「and」「so」「but」などの「接続詞」です。使ってもよいのですが、普段英作文の練習をしているときにはあまり出てこないのです。

そしてこれらを使う時には「カンマ」を使う可能性が出てきます。「カンマ」の使い方は意外と厄介であり、やはり日頃あまり使っていません。

ということもあり「主語と動詞を使った単調な英文」を作ったほうが、点数を取るという目的からするとよいでしょう。

文字数制限が意外と厄介

簡単な英語を思いついたとしましょう。

しかしまたまたここで問題が。

I like riding bicycles.

この英文では、条件として設定されている「7語」を満たしていないのです。

ここで迷ってしまう生徒もいます。非常に良いところまで来ているのにです。

そこで次の文章にしてしまいます。

I like riding a bicycle.

これで文字数を増やすことができました。

しかしこれでも足りません。

そこで

I like riding a bicycle very much.

これで条件を満たしました。

たとえばもう1つの文章である

we can swim for a long time.

これを

we can swim long time.

としてしまったとしましょう。つまり「for a long time」が思いつかなかった場合です。

私なら

we can swim in the sea long time.

こんな感じにしてしまうことでしょう。

もしくは

we will be able to swim long time.

こんな感じでもよいでしょう。

他にも

I can swim with you long time.

こんな感じでもよいかもしれません。

つまり無理やり文章を伸ばすことはできるということです。

「very much」「in the sea」「with you」などを付けてしまうのです。

ぎこちない文章でも間違っていなければよい

ギコチナイ文章になったとしても、間違っていなければよいです。

そもそも英語と日本語は異なる言語です。文章によっては多少のズレはどうしても出てきます。

内容が大きく異ならなければよいのです。

もっと難しい問題が出てくる可能性あり

ちなみにですが、今回小迂回している問題は簡単な方です。

過去、日本語すらも思い浮かぶのが困難な問題もありました。

そのため、入試を受ける前には必ず数年分の過去問を解くようにしたいところです。たとえば5年分の過去問を3周とか。

そして類似問題をバンバン解いて問題慣れする必要があるでしょう。