英単語の効率的な覚え方 自分のスタイルがないなら試してみて

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英単語の効率的な覚え方 自分のスタイルがないなら試してみて 指導報告

英語において必要なことは「英単語を覚えること」です。

単語を覚えない限り、テストでよい点数を取ることは不可能です。

単語の覚え方は人それぞれです。

今回は、私個人として効果があった英単語の覚え方を紹介します。

この方法は、他の教科の勉強にも役立つ方法ですので、覚えることが苦手な人は1度、試してみて下さい。

何事も反復すれば覚えられる

何事でもいえることですが、反復練習を行うことで物事を身に付けることができます。

そのため英単語も例外なく、何度も繰り返し練習すれば覚えることは可能です。

しかしこの「何度も」が人によって定義が異なるのです。

これは勉強時間でもいえることです。

「ものすごく勉強した」という生徒の「時間数」は人によって異なるのです。

何度もは何回から?人によって違う

単語の練習を何度もしたという生徒に話を聞いてみると、その時間数はマチマチです。

10分で何度も練習したという生徒もいれば、1時間で何度も練習したという生徒もいます。

同じように受験勉強でも30分勉強して満足する人もいれば、5時間勉強してもまだ不安を感じる人もいます。

このように人によって変わるのです。

興味があるかないかでも異なる

何か記憶をする際に非常に重要なことは「記憶をするものに興味があるかないか」です。

以下は、単語が覚えられないという生徒に話すことです。

「単語を覚えられないということだけど、今夢中になっているゲームのキャラクターやアイテムは簡単に覚えられるんじゃない?」

大抵の場合「YES」という答えが返ってきます。

つまり人間というものは、好きなもの(興味のあるもの)を覚えることは容易でも、嫌いなものや苦手なものを覚える際には、無意識の内に壁を作ってしまうのです。

興味がなければ何度反復しても覚えない

たとえば小学校であれば6年間、同じ道を通って登下校します。

何千回も同じ道を通ります。つまり何千回も反復しているわけです。

そこで「家から出て5件目の家の屋根の色や壁の色は何色?」と質問したとします。

大抵の場合が答えられないことでしょう。

なぜなら「無意識に登下校しているため」だからです。

このように意識していない、興味のないものは何千回見たとしても人間というのは覚えないものなのです。

嫌いでも興味を持つ

まず英単語を覚える際に必要なことは、嫌いでも興味を持つことです。

興味を持つ方法は人それぞれですが、少なくても嫌いという意識を少なくする必要があります。

これはどの教科でもいえることです。

好きにならなくても必死になるようにする

好きにならなかったとしても、必死になるようにすることはできるでしょう。

「これを覚えられなかったら○○」

といった感じで、自分を追い込んでいきます。

私の場合、高校卒業後に留学したわけですが、英語は苦手でした。

しかし「これが通じなかったら住む家が無くなる」「これが通じなかったら食べるものが無くなる」、さらには「これが通じなかったら適切な治療をしてもらえない」といった状況に何度か陥りました。

すると必死になり、ありとあらゆる手で自分の言いたいことを伝えようとします。

さらに相手が言ってきたことを正確に理解しようと、必死に聞き取ります。

このような経験があったため、たった半年しか留学していないにも関わらず、人に教えられる程度のレベルになりました。

渡邉式 英単語の覚え方

英単語の覚え方はさまざまですが、誰にでもできる効果的な方法を紹介します。

人間というものは何か覚えるときにはまず「短期記憶」として覚えます。

何度も同じことを短期記憶に入れることで、「長期記憶」に移行します。

長期記憶に入った記憶は、よほどのことがない限り忘れません。

問題は、何回短期記憶に入れれば長期記憶に移行するのか?という点ですが、これは人によって異なります。

先ほども話した通り、「覚えるものに対しての興味がどの程度あるのか?」ということと、「そもそもの覚える能力」にとって異なってくるためです。

そこで以下のような方法を試してみてはいかがでしょうか?

英単語の覚え方

決められたルーティーンを作る

たとえば月曜日。10個の単語を徹底的に覚えます。

完ぺきに覚えたという状況になるまで、何度でも練習します。

覚えたと思ったら、他の勉強を行ってください。そしてしばらくしたら先ほど覚えた単語を自分でテストしてみましょう。

それですべて正解したのであれば、再び他の勉強を行ってください。

間違っていたら間違っていた単語だけを完璧に覚えるまで練習してください。そして完ぺきに覚えたと思ったら、他の勉強を行ってください。

その後再びテストをしてください。

この段階で全問正解であれば、その日は単語の練習はしなくてもよいです。

つまり「完璧に覚えるまで練習を繰り返してください。」

2日目、3日目も同じ単語を練習

次に日には新しい単語を10個覚えてください。

同じように完ぺきになるまで覚えてください。

完ぺきに覚えられたら、前日覚えた単語をテストしてみて下さい。大抵の場合、いくつか忘れてしまっていることでしょう。それが普通です。

そしたら、間違った単語だけを練習してください。同じように完璧に覚えるまでです。

3日目も同じように新しい単語を10個練習します。

そして完ぺきに覚えたら、2日目と1日目に覚えた単語をテストしてみて下さい。

多少忘れているかもしれませんが、忘れてしまった単語を完璧になるまで覚えてください。

練習時間は減る

1日目に完璧に単語を覚えるまでにかかった時間が1時間だったとします。

2日目に何個か忘れてしまっていたとしても、覚えなおす時間に1時間もかかりません。恐らく10分程度です。

さらに3日目に1日目に覚えた単語をテストしてみます。何個か忘れてしまっていたとしても、覚えなおす時間に10分もかからないことでしょう。

実際に何人もの生徒がこの方法で覚えた

ここまで紹介した方法は、あくまでも私が英単語を覚えた方法です。

自分なりのスタイルが確立できていない、なかなか単語を覚えることができないというのであれば1度試してみてはいかがでしょうか。

ちなみにこの方法は、他の教科でも利用することができます。

そして実際にこれまで教えてきた生徒で、この方法をしっかり行ってきた生徒は単語を覚えてきました。

もちろんこれ以外の方法もあります。

声に出して発音することもものすごく重要ですし、例文と一緒に単語を覚えてしまうことも重要です。

大量の単語を一気に見て覚えテスト。そして間違っていた単語だけを再び見てテスト。それを何度も何度も、何日も何日も繰り返すといった方法もあります。

ただ1つ言えることは「楽して覚える方法はない」ということです。

英単語を覚えずにテスト受けることは・・・

英単語を覚えずにテストを受けることは、試合放棄しているのと同じです。

テニス部であれば試合でラケットを持って行かないようなものです。

野球部であればバットやグローブを持って行かないようなものです。

英語の問題を「解く」のではなく「当てる」になってしまいます。

単語力が点数に比例することが多い

「今まで習った単語の何割くらいを覚えていますか?」

この質問を誰かにしてみて下さい。

「半分くらい」と答えた人は、テストの点数も半分くらいであるケースが多いです。

「3割くらい」と答えた人は、テストの点数も3割くらいであるケースが多いです。

単語を覚えている割合が、テストの点数程度になるケースが非常に多いのです。

ただしですが、「今まで習ったほとんどの英単語を覚えている」状態だったとして、テストにおいて満点を取れるかというとそうではありません。

もちろん満点を取れる可能性は高いですし、満点でなくても極めて高い点数は取れるかと思います。満点を取るためには単語以外にも文法やリスニング力が必要となります。

一度試してみて

英単語の練習をしているのに、なかなか覚えられないという人は一度この方法を試してみて下さい。

少なくても今よりは覚えられることでしょう。

そしてこの方法は他の教科でも利用することができます。

一つ言えることは「楽して覚えることはない」ということです。

そして今一度考えてもらいたいことがあります。

それは「高校受験は競争。それなりのレベルの高校に行きたければ、それなりの練習が必要となる。周りの人たちがみんな楽していると思う?」

ということです。