苦手な科目だからこそ塾で勉強 楽しいと思い込むのも大事

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当塾には毎日、いろいろな生徒が勉強をしに来ます。

授業がない塾であるため、いつ通ってくるのかは自由です。

そして何の勉強をするのかも自由です。

この「自由」というのが、時として良くない方向へ向いてしまうこともあります。そのため勉強の仕方を教えるのも塾の役目だと思っています。

得意科目に力を入れてしまう

どの科目の勉強をするのかは自由であるため、塾生の中には得意な科目に力を入れてしまうケースが見受けられます。

気持ちはわかります。

得意科目は勉強していても楽しいです。少なくても苦手科目を勉強しているよりは楽しいです。

スラスラ問題が解けるため、勉強している気になってしまいます。そして気づくと意外と長い時間勉強していた・・・というのは誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。

それはそれで大事なことです。

しかし受験は合計得点で争うことになります。これを意外と忘れている生徒は多いです。

1科目や2科目、得意科目があったとしても、その他の科目が大きく足を引っ張ってしまっては合計得点で高い点数を取ることはできません。

苦手科目こそ塾で勉強

家で勉強しているときと、塾で勉強しているとき。

どちらの方が「勉強をしなければならない環境なのか」となると、塾で勉強をしている方でしょう。

そのため、塾ではなるべく苦手な科目を勉強してくれるとよいかと思います。

苦手科目であれば、そもそも勉強方法からわからないケースがあります。そのようなときには講師が勉強方法を伝えることができます。

だからこそ苦手科目こそ、塾で勉強したほうがよいのです。

ヒントがすぐに得られるメリット

家で苦手科目を勉強しているとき、わからないことがあるとどうするでしょうか。

自分で調べるしかないでしょう。

しかし調べることは手間です。手間なことは人間好きではないものです。そのため後回しにしてしまいます。

本当は調べるという行為自体が非常に有効な勉強法ではあります。しかし人間というものはどうしても大変なことは避けたいと思ってしまうものです。

一方塾で苦手科目を勉強しているとき、何かわからないことがあったら近くにいる講師に聞くことができます。

そのとき、ヒントを与えるのか、調べることを推奨するのかは生徒の能力や、これまでの過程などにより講師が決めます。

少なからず一人ではありません。

これが苦手科目ほど塾で勉強したほうがよい理由です。

積み重ね科目は塾に来たら必ず取り組む

積み重ね科目といわれるのが数学と英語です。

この2つの科目は、突然できるようにはなかなかなりません。

基礎があってこそ点数が伸びるものです。

着実に知識を身に付けるためには、反復練習が必要となります。

そのため、塾に来たときには数学か英語のどちらかの勉強をしてもらいたいと考えています。

数学であれば基礎計算問題、英語であれば単語練習。

このどちらかを塾に来るたびに、30分でよいので続けてもらうことでかなり力が付きます。

力が付いた生徒はいる

ちなみにですが、塾に来るたびに数学か英語の練習をこまめに続けていた生徒がいましたし、現在でもいます。

そのような生徒は着実に力がついています。

これを行うことで、たとえば50点満点のテストで25点の生徒が突然40点を取ることは難しいです。

しかし、25点が30点、30点が35点と伸びることはあります。

少なくても壁を超えることはあるのです。

勉強はダイエットと同じ

勉強はダイエットと同じと考えてもよいかもしれません。

中学生や高校生はダイエットが必要なく、あまり伝わらないかもしれませんが・・・。

すぐに5キロ痩せるということは、かなり無茶をしないと難しいです。摂取する炭水化物をかなり減らし、有酸素運動を行い、摂取カロリー数を減らさないと難しいです。

しかしあまり極端にダイエットをしてしまうと、精神的にも肉体的にもトラブルの元となります。

毎日少しずつ、地道に行っていくことで体重は健康的に減っていきます。つまりコツコツ取り組まなければなりません。

たとえば1日や2日、何も食べないとか、急激な運動をしたからといって、たいして体重に影響を与えることはありません。

継続的な取り組みが重要であるということです。

勉強も同じです。

1日や2日、かなり勉強を頑張ったとしても、頭に定着するのはほんのわずかです。7割前後は忘れてしまうともいわれています。

ではどうするのかというと、毎日コツコツと勉強をすることなのです。

毎日反復して繰り返すことは、人間は身に付くのです。

勉強が伸びる生徒の特徴

今まで多くの生徒の勉強を見てきました。

その中には成績が伸びていく生徒と、なかなか伸びない生徒がいました。

その大きな違いは「講師の意見をどれだけ取り入れられるか」です。

例えば当塾の場合、「あなたはここが苦手。だからこれを覚えたほうがよいよ。」というアドバイスを送ることがあります。

そして苦手分野を克服するための問題を提供します。

それを勉強するのもしないのも自由ではあるのですが、素直に意見を取り入れ、さらに自分の勉強のルーティーンに入れられる生徒は成績が伸びます。

あくまでも当塾の場合ですが、急に問題のプリントを生徒の渡すことがあります。

渡すのには渡すなりの理由があります。そのため、必ずそのプリントはこなしてもらいたいと思っています。

価値観の違い 生徒に知ってもらいたいこと

講師と生徒の間には、どうしても価値観の違いがあります。

勉強でいう価値観の違いとは、例えるなら単語を覚える数です。

1時間単語の練習をしたとします。その結果、5つの単語を覚えたとします。

これを「たった5つ」と思うのか、それとも「5つだけ」と思うのかです。

私からしてみると、1時間で5つ覚えたということは、一生涯この単語の練習はしなくてよいということなので、すごい成果だと思います。

それを1年間続けたら1825個です。

この数は大体中学3年間で覚える単語の数位です。たった1年で3年分の単語を覚えられるのであれば、そして一生それらの単語を覚えなおさなくてよいと考えるのであれば、ものすごく価値のあることだと思うのです。

しかし生徒の中には、「1時間も一生懸命勉強したのに5個しか覚えられなかった・・・」と、自分が覚えることが苦手だと思い、そこから勉強が苦手と思ってしまうこともあるのです。

話す時間があるからわかってもらえる

当塾は授業がないため、講師と生徒がいろいろな話をします。

その中で、先ほど挙げたような、「1時間で5個の単語を覚えることは凄いこと」という話をすることもあります。

勉強だけを教える塾では、このような話はしないかもしれません。

そのため、勝手に自信を無くしてしまう生徒もいることでしょう。

しかしいろいろ話をすることで、理解を深めてもらうことができると思っています。

苦手な科目こそ塾で

話はいろいろそれましたが、苦手な科目こそ、講師がいる、そして勉強している生徒が周りにいる塾でしてみてはいかがでしょうか。

苦手な科目も、結局は勉強しなければなりません。公立高校の受験であれば全科目使うことになります。

他の科目でカバーするにしてもかなり無理があります。

それであれば開き直って、苦手科目に真正面から突撃するのもよいと思うのです。

自己暗示ではないですが、苦手な科目を「楽しい」と思い込んで勉強してみるのは大事です。