自習室設置と自習室メインと何が違うのか?

最近では塾に自習室が設置されるケースが多くなっています。

この動き自体はとてもよいと思います。学生にとって自宅以外で勉強ができるスペースがあるのは気分転換につながるためです。

しかし実は欠点もあるのです。それは「自習をするだけのスペース」となってしまっていないか?という点です。

満足に質問できない

塾にある自習スペースといったらどんなことを思うでしょうか。

「塾の講師がわからないところを教えてくれる」

そう思う人も少なくないでしょう。

しかしその形式を取っている塾は意外と少ないのではないかと思うのです。

大手塾の話 自習室に講師がいないことも

某大手の塾の話です。自習室が完備されています。そこで勉強している生徒はいるのですが、わからないことがあったときに質問することができないということです。

塾に併設されている自習室で勉強していても、満足に質問することができないケースがあるのです。

なぜなら「講師がいないため」です。

ではなぜ塾なのに講師がいないのか。それは「講師は授業をしているため、授業と授業の間の時間しか対応ができない」ということなのです。

ただし中には、空き時間の講師が対応してくれるケースもあるようです。

しかし基本的に、塾側としては講師に空き時間をあまり与えたくないものです。それは経営上の問題です。

たとえば講師の空き時間のために賃金を支払いたいとは思いません。そのためなるべく空き時間ができないように授業を組むものです。

その結果、自習室で勉強をしていても手の空いている講師は基本的にはおらず、質問したいときに質問できないという状況が生まれてしまうのです。

大人のいない空間

講師がいたりいなかったりする場合、つまり生徒のみが滞在する空間となってしまうと、勉強以外のことをしはじめる生徒が出てくるものです。

一生懸命勉強している周りの生徒に影響を与えなければよいと思うのですが、勉強に対する姿勢は人それぞれであり、中には大人がいない空間で勉強以外のことをはじめてしまうこともあるのです。

すると集中して勉強した生徒も気が散ってしまったりすることも・・・。

勉強のために自習室に長い時間通っているにもかかわらず、実際はあまり身に付いていないということも・・・。

勉強の基本は自習

勉強の基本は自習、つまり自学です。

自分でどれだけ勉強ができるかです。

つまりたくさん授業を受けていても成績は上がりづらいです。授業は大事なのですが、やはり身に付けるためには自分で勉強するしかありません。

ずっと教えられていても身に付くわけではない

スポーツを例に出すとわかりやすいです。

たとえば野球を例にしてみます。なかなか球が打てないとしましょう。そのときコーチに指導を受けます。

  • バットを握る位置
  • バットを振る角度
  • どこを見るのか?

つまりこれが塾でいうところの「授業」です。

この指導を永遠に何時間も受けたとします。では球が打てるようになるでしょうか?難しいでしょう。

教えを受けて、自分で何度も素振りをしてみたりバッティング練習をしてみたりして身に付いていきます。

これが「自習」です。

もっとほかの例を出してみます。

では自転車に乗れない人が乗れるようになるためにはどうするでしょうか?

はじめは足を置く位置、足の動かし方、バランスのとり方、見る位置などを説明されるでしょう。

ではそれで乗れるようになるでしょうか。難しいと思います。

結局は何度も転びそうになりながら、繰り返し反復練習をするのではないでしょうか。

これが勉強でいうところの「自習」です。

人間が何かを身に付けるときには、できないこと、苦手なことを繰り返し練習するしかありません。

塾の講師はサポートが大事

何度も繰り返し行えば、どのようなこともある程度は形になります。

ただ中学生や高校生が勉強する範囲は広く、そして時間に限りがあります。永遠に同じところを勉強しているわけにはいきません。

そのため、効率よく勉強する必要があります。つまりわからないところや苦手なところを客観的に指摘してくれる講師の存在です。

ここで話を元に戻します。

このような感じで、塾の自習室は効果的だとは思うのですが、常駐してくれる講師がいればの話です。

また周りがどのような状況であっても、集中できる集中力を持っている生徒であればの話です。

そうでなければ、塾の自習室に通うことが場合によっては悪影響になってしまうこともあるのです。

いろいろ見てきたからこそ今の形

当塾の講師は、これまでに他の塾での指導経験、学校での指導経験を持っています。

その中で、「子どもたちだけの空間がどのような状況になるのか」ということがわかっています。そして「自主勉強が大事」ということもわかっています。

だからこそ「自主勉強がずっとでき、教えてくれる講師が常に常駐している塾」が必要だと思い、当塾を開講しました。

そして「オンライン上でも同じような形にできるのでは」と考え、現在ではオンライン教室も開講しています。

そしてこれまでも、他塾に通っていながら当塾に来てくれた生徒も数多くいます。それは他の塾にはない形だからのようです。

まとめますと、塾に併設されている自習室は悪くはありません。ただし条件付きでです。

もし自習室の利用が安かったり無料だったりしても、場合によっては塾の自習室で勉強しているはずなのに・・・になる可能性もあります。

「意味のある、効果の出る自習室なのか」を判断したいところです。

 
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富士市の塾「STUDY BASE」
 
この記事を書いた人
渡邉

1978年静岡県富士市出身。高校卒業後アメリカ留学。

帰国後、日本の大学を卒業。 大学卒業後、通信大学で小学校教員免許を取得しながら学習塾で講師として勤務。 教員免許取得後、小学校で3年間クラス担任として勤務。

その後、IT会社を経営しながら、大学での講演や国際学会での発表を行う。 事業の傍ら富士市内の学習塾にも従事し、教育には通算約20年以上携わる。

専門科目:小学校、中学(英語、数学)

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