ここでは日々の授業の様子、どのような点を苦手にしている子どもが多いのかを紹介していきたいと思います。
まだ塾が始まっていない状態ですので、今回はよく見かける英語の弱点ついてお話ししたいと思います。
主語と動詞の関係
中学英語に関してですが、主語と動詞の関係は非常に重要です。
基本的には主語1つに対して動詞が1つという状態となります。
ここで勘違いしやすいのは、動詞には「be動詞」と「一般動詞」の2種類存在するということです。この2つは一緒に使うことができません。
ところがこの2つをなんとなく一緒に使用してしまうケースがあり、結果ミスにつながってしまうのです。
一般動詞が優先される
be動詞と一般動詞においては、「一般動詞」の方が優先されます。
一般動詞というのは、動きを表す動詞のことです。たとえば「stay」「study」「teach」などが挙げられます。
一方be動詞は限定されています。「is」「am」「are」「was」「were」の5つしかありません。
be動詞と一般動詞を一緒に使うケース
be動詞と一般動詞は基本的には一緒に使用することができません。
ところが一緒に使っているような状態になることが中学英語においては2つあります。
それが「進行形」と「受動態」です。
たとえば進行形の場合、「be動詞+一般動詞+ing」という形で表すことができます。受動態であれば「be動詞+過去分詞」という形で表すことができます。
見た目からすると一緒に使っているように見えますがそうではないのです。
「~している」や「~していた」、または「~される」や「~された」という場合には、これらの文法を使用することになります。
このような表現を英語で表すときには、be動詞と一般動詞を一緒に使うと思っていればよいでしょう。(そう見えるだけですが・・・。)
時制に気を付ける
中学生の英語を見ていてよく出てくるミスの中に「時制」があります。
つまり「現在」「過去」「未来」のどこに属した文章であるのかということです。
日本語から英語にする際の判断方法は「文末」です。
「~です」、「~でした」、「~だろう」
これらに注意することで、その文章が現在なのか、過去なのか、未来なのかを判断することができます。
自分をシチュエーション中に置いてみる
どのような英語を解く際にも、第三者目線で解いてしまう子どもが多いように感じます。
たとえば長文を読んでいるときに、なんとなく文章を追っていってしまいます。
英語が得意であればこれでも問題ないのかもしれませんが苦手である場合には、その文章の中の登場人物を自分に置き換え、そこに自分がいるようにして読み進めてみるとよいでしょう。
そのようにすることで、英文の理解度が上がりやすくなります。
中学英語は数学みたいなもの
個人的な見解ですが、中学の英語は数学のようなものであると考えています。
決められた公式(文法)の中に単語を入れるだけで、ある程度の問題を解くことは可能です。
数学でも公式を覚えなければ問題を解くことはできません。英語も同じです。
またとくに子どもたちのハードルとなるのが「単語」です。
単語は覚えるしかないです。覚えなければどんなに文法を覚えたとしても正解を導き出すことができません。
単語を覚えずに試験を受けるということは
単語を覚えずに試験に臨む子どもをよく目にしました。
理由としては「単語を覚えるのは大変」であったり「面倒」ということでした。
気持ちはわかりますが、単語を覚えずに試験に臨むということは、「テニス部の選手がラケットを持たずにコートに立つようなもの」です。
つまり試合にならないのです。
また単語が分からない状態で試験を受けるということは、その試験が韓国語であったとしても、アラビア語であったとしても同じということです。
そのため単語だけは必ず覚える必要があります。極論、文法を覚えなくても単語だけ覚えていればそれなりの点数は取れます。
さらに将来的に英語の環境で生活をすることになったとしても、単語を知っていれば何とか生きていけるものです。
よって単語を覚える必要があるわけですが、この方法にはいくつかの方法があります。
人によって覚え方が異なる
単語の覚え方は人によって異なります。
私の場合は自分なりの勉強法があります。塾ではそれを教えていきたいと考えています。
地道な作業にはなってしまいますが、中学、高校と英語は続きますので、是非、自分なりの単語の習得法を覚えてもらいたいと思います。