夏休みが終わり、学力調査テストがありました。
これまで、そして夏休み中の努力が試されるテストです。
その結果から現実を感じ始めた生徒もいるようです。今のままの勉強方法で良いと判断した生徒もいますし、全然足りないと判断した生徒もいることでしょう。
学力調査テストは入試の練習
学力調査テストは高校入試の練習のようなものです。
これまでの学習範囲がすべてテスト範囲となります。
日頃からコツコツ勉強している生徒は、定期テストと同じような点数を取ってきます。
しかし定期テスト前に一気に詰め込むタイプの生徒は、範囲の広いテストとなると点数を落とす傾向にあります。
夏休みに頑張った生徒であればあるほど
夏休みに勉強を頑張った生徒であればあるほど、学力調査テストで思ったような点数を取るのがいかに難しいのかが分かったと思います。
「こんなに勉強したのに目標としている点数に届かなかった・・・」
と思った生徒は多かったのだろうと思います。
そして考えるのです。
「高校入試は大丈夫なのだろうか?」
実感することが大切
日頃から「この問題は解けるようになっておいたほうがよいよ」とか「このくらい勉強していたほうがよいよ」という話は塾としてもしています。
それは今までの経験があるためです。
理解する生徒もいるのですが、なかなか理解しない生徒もいます。それはその場面に直面していないためです。
しかし学力調査テストが終わり結果が出ると自分事として実感してくるのです。
「今のままでは目標に到達しない」と。
明らかに勉強モードに入ってきた
自分の置かれている状況に気づく生徒は多く、毎年のことですが学力調査テスト終了あたりから中学3年生の勉強時間が伸びます。
大体週4日~週5日、1回あたり3時間~5時間(もっと長い生徒も)くらい勉強するようになってきます。
どのくらいの実力があり、何を目標としているのかにもよりますが、受験生であればこのくらいの勉強はしたいところです。
あくまでも経験則での話ですが、当塾に通塾していた生徒で5科目合計150点以上を目指す生徒の多くはこのくらいの時間は塾で勉強していました。
進学校を目指す生徒の場合は、それ以外にも自宅で勉強、そしてもちろん週末も勉強をしていました。
このくらい勉強している人がライバルということ
逆にいうとですが、このくらいの勉強をしている人がライバルとなると考えてもよいでしょう。
勉強時間を長くすればよいというわけでもありませんが、それが一番シンプルで確実であることに間違いはありません。
急にできるようになることはない
よく生徒にも話すのですが、急に勉強ができるようになることはありません。
たまたま良い点数が取れるようなこともありません。つまり小学生や中学生がよく使う言葉の「奇跡が起こることはほぼない」ということです。
日々頑張った分が反映されます。
スポーツにたとえるとわかりやすい
よくスポーツにたとえます。
日頃全く練習をしていないのに、試合で勝つことができるでしょうか?難しいでしょう。
奇跡が起こればもしかしてと思う人もいるでしょう。しかし奇跡というのはほとんど起こりえないから奇跡なのです。
そのほとんど起こりえないものに入試で頼ることができるでしょうか?
余談ですが、奇跡の確率を調べてみました。すると「100万回に1回」とのことです。
これはオリンピックに出られる確率と同じような確率のようです。
現実に目を向けるしかない
現実に目を向けるしかありません。
自分の進みたいと思う進学先に行けるのは中学までです。そこから先は、自分の実力次第です。
夏休みが終わり、これに気づき始めた生徒が一気に受験モードに入って来ています。
そしてその人たちがライバルとなります。
自分の将来を作るのは今の自分です。