テストの解き方を間違えて、点数を伸ばせない生徒がいます。
テストには解き方、そして解く順番というものがあります。
余程の実力がある生徒であれば、はじめから順番に解いていけばよいのですが、そうではないのであれば、解ける問題から解いていった方がよいです。
時間が足りないなら解ける問題をはじめにピックアップ
生徒の中には「時間が足りなくて全て解けなかった・・・」という話をしてくれることがあります。
そして問題を解く順番を聞いてみると、大抵の場合はじめから正直に解いています。
はじめにテスト全体を見渡す
テストがはじまったらテスト全体を見渡すことが大事です。
その時間がもったいないと思っている人もいるのですが、たった数十秒です。またもし見渡さないと、その数十秒よりも多くの時間、どこかの問題で浪費してしまいます。
そして解けそうな問題から手を付けていきます。
数学なら計算問題から。そして少しでも「?」と思ったら印をつけて飛ばしてください。また計算問題は2回解くようにしましょう。
英語に関しては、長文を訳そうとはしないでください。時間に余裕があったら意訳をするようにしてください。
問題の出題順は難易度順ではない
固定観念なのか、後になればなるほど難しい問題が出てくると思っているようなのです。
そんなことはありません。後の方でも簡単な問題はあります。
たとえば数学や英語の場合です。大問が設けられており、その中に小問が2つ~5つ程度用意されています。その「小問」のはじめの問題はかなり難易度が低いです。
難しいと思い込んでいることがある
問題を見ただけで難しいと思い込んでしまう生徒もいます。
数学の関数
たとえば数学の関数です。
最近、関数が苦手という生徒が結構多いように感じます。関数の問題の1問目は「2つの線の交わる座標を求めなさい」や「直線の式を求めなさい」といったものです。
やり方はワンパターンです。そして30秒もかからずに答えが出ます。
しかし「関数だ」と思った瞬間「難しい」と勝手に判断してしまうのです。
英作文
英作文も難しいと思われがちです。
教えている側としては英作文が一番簡単ではないか?と思うほどです。なぜなら「自分の好きなように文章を作ればよいため」です。
そして英語の基本は「主語+動詞」です。この2つを基本として時制に気を付ければ何とでもなります。
よくやりがちなのは「接続詞」を無理に使おうとしたり、日本語の「口語表現」を無理に英文に試用としてミスしています。
カッコつける必要はないのです。英文として正しければ単調な英文であったとしても正解になります。
過去問や類似問題を何度も練習する
当塾ではテストが近づくと、過去問や類似問題などをテスト形式で解いてもらっています。
何度も、何度も。
そして躓いたところをピックアップし、そこを重点的に対策をします。塾で勉強する時間は無制限であるため、重点的に対策を行っていくことでその日のうちに解決できることもよくあります。
また生徒の能力に合わせ、場合によっては特定の問題を捨てることもあります。これも戦略です。
最終的に合計点数が高くなればよいためです。中途半端に問題を解いていくと、どれも不正解という事態を招きかねません。
塾の方針に合わせるのではなく、生徒に合わせた勉強方法を提案していくのも、塾の役割だと思っています。