wantの使い方 wantの後ろに「動詞」か「名詞」を置くので変わる

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中学英語で「want」を使った文章で、よく間違った回答を出してしまうことがあります。

たとえば以下のような文章です。

I want to play tennis.

I want you to play tennis.

簡単な話、wantの後ろに動詞を入れるのか、それとも名詞を入れるのかによって、形が変わってくるということです。そして意味も変わってくるということです。

もう一度言います。

「wantの後ろが名詞か、wantの後ろが動詞かによって使い方が変わる」です。

そして考え方を少し変えると

「wantは欲望の単語」であると考えてみてもよいかもしれません。

wantの後ろに何を入れるのかによって変わる

中学英語において覚えてもらいたいことは、「wantの後ろに何を入れるのか」です。

もしwantの後ろに動詞を入れるのであれば、「want to 動詞」といった形にします。

もしwantの後ろに名詞を入れるのであれば「want 名詞」といった形となります。

具体的な文章を例に出して説明します。

I want to play tennis.
私はテニスをしたいです。

I want you to play tennis.
私はあなたにテニスをしてもらいたいです。

この2つ、wantの後ろが違うのが分かるかと思います。

要するに「want」の後ろには「want」の対象となる、言い換えるならばその文章の中心となる言葉を入れる感じです。

wantを「欲望」と考えて解いてみる

「wantは欲望の単語」という表現を冒頭でもしました。

先ほどの例文を、この考えの基で考えてみます。

I want to play tennis.

これを区切ると

「I want」 「to play」 「tennis.」

A:「私は欲しいんだ、したいんだ。」
B:「え?何を?」
A:「プレイを」
B:「え?何をプレイしたいの?」
A:「テニスをだ」

このようなイメージです。

I want you to play tennis.

「I want」 「you」 「to play」 「tennis」

A:「私は欲しいんだ、したいんだ。」
B:「え?誰に?」
A:「あなたにだよ」
B:「え?何をしてもらいたいの?」
A:「プレイしてもらいたいんだ」
B:「え?何をプレイしてもらいたいの」
A:「テニスをだ」

私の頭の中はこんな感じです。

これで「そうそうわかる!」という人もいるでしょうし、「何言ってるの?」となる人もいることでしょう。

大事なのは「自分なりの解釈」だと思います。

主語が中心か wantの後ろの人物が中心か

また以下のような考え方もできます。

I want to play tennis.
私はテニスをしたいです。

こっちの場合は、要するに自分がテニスをしたい状態です。つまり主語が文章の中心となります。

しかし

I want you to play tennis.
私はあなたにテニスをしてもらいたいです。

こっちの場合は自分ではなく、wantの後ろに置いた名詞にテニスをしてもらいたいということになります。つまり主語が主人公というよりも、wantの後ろの人物が主人公となるのです。

ごちゃごちゃ説明しましたが、中学の段階ではwantの後ろに「動詞」か「名詞」、どちらを置くかによって変わってくるということを覚えておくとよいでしょう。