塾で英語を勉強しているのに成績が上がらない 単語・・・どのくらい覚えてる?

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「塾で英語を勉強しているはずなのに、なかなか成績が上がらない・・・」

このようなことは毎年話で聞きます。

どのように塾で勉強しているのかにもよりますが、塾はあくまでも勉強のきっかけです。

たとえばもし塾で講師が教えている内容すべてを理解し、すべてを暗記していて、それでも成績が上がらないということであれば塾の教えていることが間違っている可能性があります。

しかし「勉強しているのに成績が上がらない」という生徒の多くは、勉強しているつもりになっている可能性があります。

今回は英語の成績を上げるために絶対にした方がよいことを簡潔にお話ししたいと思います。

単語を覚える

英語の基本は単語です。

教科書に出てくる単語はすべて覚えましょう。

単語を覚えていない状態で英語で高い点数を取ることは不可能です。

もう一度言います。

単語を知らない状態で英語で点数を取るのは無理です。

理由は簡単です。

  • あなたが日本語を知らない状態で国語のテストを解いて、高い点数を取ることはできますか?
  • スペイン語やポルトガル語で書かれているテストを渡されて、高い点数を取ることはできますか?

無理ですよね。

なぜなら「書いてあることがわからないのだから」です。

このように英語のテストで点数を取りたいのであれば、英単語を覚えるのは必須です。

英単語を覚えているだけで得点は上がる

ちなみに英単語を覚えている割合が、大体ですが英語のテストの点数と近しい数字となりやすいです。

たとえばこれまで習った英単語が500個あったとします。

そのうち半分くらいを覚えているという生徒は、大体テストでも50%前後の点数を取ります。単語を覚えている割合とテストの点数は意外と比例するのです。

英単語は習うものではなく自分で覚えるもの

「この単語習っていない」

そういわれることがあるのですが、英単語においては習う習わないは気にしない方がよいと思っています。

「英単語というものは自分で覚えていくもの」

という考えになったほうがよいです。

大学入試の場合

静岡県内の高校を受験する場合、基本的には全員が同じ教科書を使っています。

そのため英単語も全員が知っている内容が出ることが基本となります。

よって「この単語習っていない」というものは基本的に出題されることはありません。

しかし大学入試となると話は別です。

全国の高校生が同じ教科書を使っているわけではありません。よって習っている単語も異なります。

そのため、今まで見たこともない英単語が大学入試では普通に使われていることがあります。

それを「これ習っていないので解けません。」といっても「ああ、そうですか。」で終わってしまいます。

きつい言い方ですが、「知らない生徒の責任」となってしまうのです。

これが現実です。

単語を覚えることを習慣にする

このように、英語のテストの点数を上げる最低限の行動は「英単語を覚えること」です。

覚え方はいろいろあります。

  • とにかく書きまくる・・・とにかく書きまくってください。
  • 発音しながら書きまくる・・・口が単語の読み方を覚えるくらい読みまくってください。
  • 英文で覚える・・・単語だけで覚えるのではなく英文として覚えるとよいです。

当塾の英単語学習法 地味で面倒だが確実

当塾では、塾にいるときには「とにかく書きまくる」を推奨しています。

30個くらいの単語をまず日本語から英語にします。1つの単語を考える時間は3秒です。

3秒以上考えるということは覚えていないとみなし、次の単語に行きます。

そして間違えた単語を何度も何度も「覚えた!」と自分で判断するまで書きまくります。

間違えた単語を覚えたと判断できたら、先ほどの30個の単語をもう一度解きます。

この段階で前回よりは書ける単語数が多くなっているはずです。

これを繰り返します。

ただし何度も連続でやると飽きますし、短期記憶で何とかなってしまうものです。

そのため、途中で違う科目の勉強を挟みます。しばらく違う科目の勉強を挟んだのちにまた単語のテストをします。

このようなことを繰り返すと、5回目のテストくらいでほとんどの単語を書けるようになっています。

ちなみにこれは時間無制限の塾だからできることでもあります。

まだこれで終わりではありません。

次に塾に来たときにまた同じ単語のテストをします。大体何個か忘れているものです。

このような反復の練習をすることで、英単語は身についていくものです。

そして生徒には、「家で単語の発音してみるとよいよ」「文章を発音して覚えたほうがよいよ」とアドバイスをします。

アドバイス通りに練習してくる生徒は、単語のみならず英語自体に強くなっています。

英語は積み重ね科目であるため苦手な生徒は多いです。

でも逆に、苦手な生徒がいる科目だからこそできるようになると強みになるのです。