例年、富士高校や富士東高校などの「上位10%~20%の高校」を目標とする生徒はいます。
その生徒たちには、ある程度似た特徴があります。
もし成績の上位10%~20%の高校を目指すのであれば、参考にできるかもしれません。
※もちろん全員が当てはまることではないのですが・・・。
自由だからこそ共通点が目立つ
まず当塾は自習型の塾です。基本は生徒自身で勉強を進めていきます。
講師の役目としては、わからないところは教える、もしくは講師が周り質問に対応する、そして生徒が苦手だと思う箇所の問題を出すといったスタイルとなっています。
そして方針としては「自分の望んだ進学先に行ければよい」と思っています。そのため無理に勉強を強制させることはありません。
良くも悪くも自分のペースで勉強することができます。
上位校を目指す生徒から出る質問
そのような中で、「どのくらいの勉強をしたら俗にいう上位校に行けるのか?」という質問を受けることがあります。
たとえば富士、富士宮あたりだと、「富士高校」、「富士東高校」、「富士宮西高校」、「星陵高校(英数科総合)」あたりでしょう。もう少し範囲を広げると「沼津高専」「沼津東高校」「静岡高校」「清水東高校」あたりです。
当塾で見ている限りなのですが、上位校に進学する、もしくはそのレベルになる生徒は以下のような傾向があります。
- ほぼ決まった日に通塾し、決まった時間勉強していく。
- テスト前だからいっぱい勉強するというわけではなく、普段から勉強を続けている。
- 〇〇だから今日は休み・・・ということは基本的にない。
- 自分の苦手を理解している。
- 苦手科目、分野こそ熱心に取り組む。
- 自分から質問してくる。
- 自分から問題を欲してくる。
- 勉強は勉強と割り切っている。
あたりでしょうか。
このほとんど、もしくは全てに当てはまるような生徒が上位校に進学したり、成績を伸ばしやすいです。
逆にいうと、このような生徒たちがライバルになるわけです。そしてこれが現実なのです。
勉強の得手不得手があるため、これに該当しているからといって全員が上位校に進学するわけではありません。ただこういった生徒は成績が伸びやすいです。
ギリギリを目指すとそこにさえ到達しにくい
ギリギリ滑り込めるレベルになればよい・・・と考える生徒はいます。
しかしその考えは危険です。
たとえば、現在自分のレベルが10段階中の5だったとしましょう。
そして目指すは8だとします。その際、8を目指していては8になること自体が難しいです。8になりたいのであれば、9、もしくは10になる気持ち、そしてそのレベルの勉強をする必要があります。
なぜこのようなことを言っているかというと、時間の経過とともに、どんどん自分の目標を下げてくる生徒をたくさん見てきたからです。
周りにいろいろなレベルの生徒がいるからこそわかること
当塾は学校も学年もバラバラです。
そのため、「塾に行くと必ずあの子が勉強している」という状況を目にすることもあるのです。
そこで気づくことがあるのです。
また「あの生徒ってよく来るんですか?」という質問をされることもあります。
つまり周りを見て自分の現在の状況に気づく・・・ということが起こるのです。
ライバルとなりえる生徒であったり、先輩などがどのくらいの勉強をしているのかを知る場があることが重要だと思うのです。
また普段は自分の学校が世界のすべてです。しかし高校受験は富士市、富士宮市の全部の中学の生徒がライバルとなります。
当塾には多くの中学から(小学生や高校生もいるけど)来ているため、実感が湧くようなのです。
生徒にも伝えている理想と現実
当塾の講師も、生徒に質問されれば答えています。
「このくらいの学校に行くのなら、このくらいのレベルが必要。もし本当に行きたいのなら、このくらいの量や、この分野の勉強をしなければならない」といった具合です。
その結果、「頑張る・・・」と思う生徒もいますし、「面倒・・・」と思う生徒もいます。
塾であるため、なるべく成績を伸ばそうと思いますし、その方向に促します。しかし最終的にはその生徒の人生であるため、その生徒の考えを尊重します。
だからこそ強制的に勉強をさせるということはしません。
そのため塾に来ても1時間くらいで帰る生徒もいますし、5時間くらい勉強する生徒もいます。
1週間で2日程度来る生徒もいますし、毎日来る生徒もいます。
生徒自身が望む形になる・・・というわけです。厳しい言い方をすると、言い訳ができない環境かもしれません。
言い訳ができない環境かも
厳しい言い方をすると、生徒にしてみると言い訳ができない環境かもしれません。
- 今日、勉強しようと思ったのに塾が休みだから・・・。
- 塾は周りの生徒がうるさくて集中できない・・・。
- 塾は授業が2時間しかないから・・・。
上記のような理由は当塾には該当しません。だから勉強ができない・・・ということにつながらないのです。
もし上位校を目指すのならライバル以上を目指す必要がある
もし上位校を目指すのなら、ライバル以上の努力はしたいところです。
それが8を目指すのなら10の勉強をするという意味でもあります。
1つ言えることは、上位校に進学した生徒のほとんどはいつも塾にいました。そしてよく質問もしてきました。
そのような事実がある上で、自分がどうしたいのかを決めていければよいと思います。
ただ1点、「勉強が面倒だから志望校を変更する」というのは避けたほうがよいと思います。それは少なくてもプラスの行動ではないと思うためです。今も、そして将来にとっても。
勉強時間が無制限だからこそ、そんな話をしたりもする塾です。