今回、富士市大淵に学習塾を開講するわけですが、今回塾を開講するにあたりなるべく初期投資と固定費を抑えようと考えています。
目標とする塾の姿はあるのですが、それを初めから実現させようと考えてしまうとあまりにも投資額が大きくなってしまい、塾を続けていくことに支障を来してしまうと考えるためです。
これはどのような種類のビジネスを行うのかによっても意見が割れるところであるとは思います。
その上で、私が長く塾の経営を見てきた中、そしてこの地方での塾の在り方を見てきた中で初期投資と固定費は抑えることがベターと判断しました。
賃貸費用をなるべく抑える
塾を開講するにあたり、場所選びは重要な要素の1つでした。それと同時に家賃も重要な要素でした。
当塾のスタイルは「個別指導+自習空間」です。居心地の良い自習空間を確保するためには、それなりの広さ、そして内装が必要であると考えていました。
まず床面積ですが、「なるべく床面積があり、なるべく家賃が低いところ」という都合の良い条件を探していたわけです。
家賃として現状かけられる金額は10万円前後。もちろんもっと安い金額に越したことはありませんが、さまざまな物件を見てきた中で、現実的にはこのくらい限界だと思っていました。
結果として大淵に希望に沿った物件を見つけることができました。物件探しは縁と言いますが、今回は縁だと思います。
同じ広さを中心地に求めた場合
たとえばもし、富士市の中心地に同じような広さを求めた場合には、約3倍ほどの家賃となってしまいます。
生徒が全くいない状態、つまり全く売り上げがない状態だったとしても、毎月30万円は絶対に出て行ってしまうお金です。
塾において生徒を集めることは難しいというのを今まで目の当たりにしてきたため、ここまでのリスクを初めから追う必要はないと考えました。
WEBマーケティングの仕事をしている中でよくあることですが、「自分たちがどんなに良いと思っている商品やサービスであったとしても、相手も同じように考えているとは限らない」ということです。
当塾のスタイルは自分たちではよいと考えています。しかし一般的な塾のスタイルとは離れているものです。
これが支持されるのか、そしてこのスタイルがどれだけ浸透するのかは未知です。
なのでなるべく初期費用を抑え、毎月のランニングコストも抑えた状態で始められた方がよいと考えました。
はじめは最低限の内装
内装費用も大きな問題の1つです。
一言で言えば「カフェ」のような空間にしたいと考えています。そのためすべてを一気にそろえようと考えると、かなり大きな費用が掛かります。
塾というのは最低限「講師」「机」「椅子」があれば始めることができます。
塾を始めることを優先したいと考えたため、最低限の内装を施すことにしました。
現在の計画では、まずは「床」をオシャレにしたいと考えています。一番目に入ってくるためです。
経営が軌道に乗り始めたら、壁、雑貨、あたりを整えていきたいと考えています。
机を3つ+1注文
3月20日時点でインターネットのサイトから生徒用の机を4つ、事務用の机を1つ注文しました。椅子は2脚注文しました。
中途半端な数ではありますが、まず少ない数注文してみて十分使えると判断した段階で追加注文したいと考えています。
生徒用の机として、幅140センチ、奥行き60センチの木目調の机(脚はアイアン調)を注文しました。価格は8000円×4で32000円です。
事務室用の机としては幅180センチ、奥行き60センチの、やはり木目調の机を注文しました。価格は14000円です。
また椅子は2脚で4000円のものを購入しました。
実は椅子というのは難しいと考えていて、当塾のスタイルは自習であるため、生徒が長く勉強する可能性があります。実際に自分の子どもに座ってもらい、悪くないと言われたものを購入しました。
毎月必要なランニングコスト
現在の段階で、毎月必要とされるランニングコストは以下の通りです。
- 家賃
- コピー機レンタル
- インターネット通信料
- 光熱費
総額で約15万円ほどとなります。生徒が一人もいなかったとしてもすべて必要となります。そしてどれも外すことはできません。
この15万円という数字を生み出すためには、7人の生徒が必要となります。
その他にも経費が掛かってくることが予想されるため、まずは10人の生徒を集めることが当面の目標となります。