Where are you going to go?という英文を解析し簡単に作ってみる

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先日受けた英語の質問です。

「あなたはどこに行くつもりですか?」

これを英語にしたいということでした。

はじめから答えを導き出すという方法もありますが、肯定文から答えを導き出す、もしくは答えを出した後に、肯定文から出した答えを確かめる方法があります。

これから説明するのは、あくまでも1つの考え方です。しかし英語の文章を作るときの大切な考え方ですので覚えておくとよいかもしれません。

日本語を解析してみる

「あなたはどこに行くつもりですか?」

今回はこの日本文を英文にしたいということでした。

結論としては

「Where are you going to go?」

となります。

ちなみにですが

「Where are you going?」

でもよいです。

はじめからこの英文を作れればよいのですが、英語が苦手な生徒にとっては難しいかもしれません。

そこで次のような方法を試してみるのもよいかもしれません。

文章構造を読み解くところからはじめる

「あなたはどこに行くつもりですか?」

今回の正解を「Where are you going to go?」とした上で以下のように分析ができます。

ちなみにですが、私はよく生徒に「日本語から英語」「英語から日本語」にする際に、以下の3つは常に意識するように話します。

  • 主語と動詞は何か?
  • 肯定文・疑問文・否定文のどれなのか?
  • 現在、過去、未来のどれなのか?

その上で今回の問題は以下のように分析できます。

  • 主語は「あなた」、動詞は「行く」
  • 「つもりですか?」なので、未来の疑問文。
  • 「どこ」だから「Where」を使う。

シンプルな形にしてみる

次に英語が苦手な生徒におすすめしているのが、「なるべくシンプルな文章まで戻してみる」ということです。

なのでまず以下のように日本分を変化させます。

「あなたはどこに行くつもりですか?」

ここから疑問詞を取ります。

「あなたは行くつもりですか?」

とします。

さらに疑問文を肯定文にします。

「あなたは行くつもりです。」

さらに未来形を現在形にします。

「あなたは行きます。」

すると英文は「You go.」とまでかなり簡単になりました。

今度は元に戻していく

今度は戻していきます。

「あなたは行きます。」「You go.」

「あなたは行くつもりです。」は未来形であるため「be goin to」を使います。主語は「you」であるため「You are going to go」となります。

次に「あなたは行くつもりですか?」と疑問文にします。「be動詞」を使っている文章のため、「Are you going to go?」となります。

最後に疑問詞を付けます。疑問詞は疑問文の前につける特徴があるため、疑問文の前に置きます。

「Where are you going to go?」

完成です。

こんな考え方もあるのです。

間違いやすい例

これまでこのような英文の惜しい間違えとして、以下のような回答を見たことがあります。

「Where are you going to go to?」

「go」といったら「to」と無意識に思ってしまうのかもしれません。

もし「to」を入れるなら「goをする目的の場所」、つまり「行く場所」を入れないといけないかなと思います。

ちなみに英会話では全然通じます。ただ日本の英語のテストでは減点対象になるかと思います。

ということで、日本の英語のテストを受ける際には気を付けてください。

なるべくシンプルな文章にすると意外と簡単

今回のように、少し長い文章を英語にする際には、まずシンプルな形に直してみるとわかりやすいかと思います。

とくに中学生の英語は基本的なものばかりです。あまり複雑なものは出題されません。

英語の基本的な特徴を理解していれば、今回説明したような方法で答えを導き出すことはできます。

もちろんはじめから答えを出してみてもよいですが、少しでも点数を高めたい、確かめをする必要があると考えるならやってみてもよい方法だとは思います。