確率の勉強をしている生徒に必ず「同様に確からしいってどういう意味ですか?」という質問をされます。
同様に確からしいとは、ある施行において、どの根元事象が起こることも同程度期待できるということ。
中学生には難しいので簡単に言うと、すべての結果は平等に起こるということです。
言葉だと分かりずらいので、例を挙げてみます。
コインの表裏の場合
例えば、コインを投げて表が出るか裏が出るかは同様に確からしいといえます。
コインに細工でもしない限り表も裏も平等に起こると考えられます。
サイコロの場合
サイコロを1回振った場合、1から6の目が出ることは同様に確からしいといえます。
同様に確からしいといえない場合
例えば赤玉9個、白玉1個入っている袋から1個取り出した場合、赤玉と白玉が出ることは同様に確からしいといえません。
赤玉と白玉が同様に確からしいならば赤玉と白玉がそれぞれ2回に1回は出るということになります。
しかし、全部で10個のうち白玉が1個しかないのに同様に出ることはイメージできないかと思います。
このような場合は、すべての玉が出ることが同様に確からしいといえます。
あまり難しく考える必要はない
同様に確からしいという言葉は、あまり難しく考える必要はありません。
全部平等に出るんだなくらいに考えておけば大丈夫です。
言葉に惑わされず確率の基礎をしっかり学んで点数を取れる単元にしましょう。